Japanese Author

セントロメアの研究からヒストンと似た新規のタンパク質が見つかった

深川 竜郎

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 4 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120426

長い染色体DNA分子の中ほどに「セントロメア」と呼ばれる場所があり、細胞分裂で重要な働きをしている。国立遺伝学研究所の深川竜郎教授は、DNA上でセントロメアがどのように機能するのか研究している。今回、ヒストンに似たタンパク質が、その機能構築の決定にかかわっていることを発見した。遺伝現象におけるヒストンコードの役割が近年注目されているが、ヒストン以外のタンパク質がかかわる新規のコードが存在しているのかもしれない。

–– ヒストンコードとは何ですか?

深川: 遺伝というと、一般的にはDNAの塩基配列が思い出されるのではないでしょうか。それによって遺伝情報がコードされ、次世代に伝えられるという。しかし最近、塩基配列とは別の情報も次世代に伝達されることがわかってきました。塩基配列は変化していないのに、生物の表現型が変化し、その表現型が伝わることがあるのです。

全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

プライバシーマーク制度