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多言語に対応するメタ社のAI翻訳モデル
機械学習翻訳システムの訓練には、国際外交の場でのスピーチが用いられた。 Credit: Janek Skarzynski/AFP/Getty
古典的なSFフランチャイズ作品『銀河ヒッチハイク・ガイド』に登場する「バベルフィッシュ」は、耳の中に入れるとどんな言語でも理解できるようになる小さな黄色い魚だ。今、この万能翻訳動物の夢が、少しだけ現実に近づいた。巨大テック企業メタ(Meta、米国カリフォルニア州メンロパーク)の研究者らが、101の言語で入力された音声を、ほとんど瞬時に36の言語のいずれかへと翻訳し、音声合成ソフトに発音させる機械学習システムを開発したのだ。
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翻訳:三枝小夜子
Nature ダイジェスト Vol. 22 No. 4
DOI: 10.1038/ndigest.2025.250409
原文
Meta AI creates speech-to-speech translator that works in dozens of languages- Nature (2025-01-15) | DOI: 10.1038/d41586-025-00045-y
- Davide Castelvecchi
参考文献
- Barrault, L. et al. Nature 637, 587–593 (2025).
- Alumäe, T. & Koenecke, A. Nature 637, 551–553 (2025).
Lee, A. et al. Preprint at arXiv https://doi.org/10.48550/arXiv.2107.05604 (2021).
- Costa-jussà, M. R. et al. Nature 630, 841–846 (2024).
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