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細菌を捕食者にするメガタンパク質

オムニトロフォータが初めて同定された米国のイエローストーン国立公園。 Credit: Bob Lindstrom/American National Park Service

カリフォルニア大学バークレー校(米国)の計算生物学者であるJacob West-Robertsは、博士課程学生時代に微生物のDNA塩基配列の中から巨大遺伝子を探していたところ、これはすごいと思えるサイズのものを見つけた。平均的なタンパク質の長さは数百アミノ酸程度だが、彼が見つけた遺伝子は1800個ものアミノ酸からなるタンパク質をコードしていたのだ。

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翻訳:三枝小夜子

Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 4

DOI: 10.1038/ndigest.2024.240411

原文

The world’s largest proteins? These mega-molecules turn bacteria into predators
  • Nature (2023-12-08) | DOI: 10.1038/d41586-023-03937-z
  • Ewen Callaway

参考文献

  1. West-Roberts, J. et al. Preprint at bioRxiv https://doi.org/10.1101/2023.11.21.568195 (2023).
  2. Reva, O. & Tümmler, B. Environ. Microbiol. 10, 768–777 (2008).
  3. Kizina, J. et al. Appl. Environ. Microbiol. 88, e02407-21 (2022).