論文掲載料（APC）はオープンアクセス出版の標準的な要素になったが、これに代わるさまざまな選択肢が生み出されつつある。
Credit: Illustration by The Project Twins
2023年4月、オランダの出版大手エルゼビア社（Elsevier）の神経画像専門誌NeuroImageとその姉妹誌NeuroImage: Reportsの編集委員会が総辞任した。42人の研究者たちは、2誌で論文を出版しようとする著者に課される論文掲載料（APC：article processing charge）が過大であると考え、抗議のために辞任したのだ。NeuroImageのAPCは3450ドル（約50万円）で、姉妹誌のNeuroImage: ReportsのAPCは、それまでの2倍に引き上げられて1800ドル（約26万円）である。
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翻訳：三枝小夜子
Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 2
DOI: 10.1038/ndigest.2024.240241
