News in Focus
ウェッブ宇宙望遠鏡で系外惑星の大気の有無を確認
このほど、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)を使った観測により、地球から12パーセク(39光年)の距離にある恒星トラピスト1(TRAPPIST-1)の周りを公転する系外惑星トラピスト1bには、おそらく大気がないことが確認された。しかし科学者たちは、この新しい望遠鏡でトラピスト1系の地球サイズの7つの惑星(トラピスト1bは最も内側の軌道を回っている)が観測できることが分かり、大きな期待を寄せている。トラピスト1系は、惑星上で環境の条件が整って生物がすむのに適したものになる過程を探るための、またとない実験室と考えられているからだ。
全文を読むには購読する必要があります。既に購読されている方は下記よりログインしてください。
本サービスでは、サイトご利用時の利便性を向上させるためにCookiesを使用しています。詳しくは、シュプリンガーネイチャー・ジャパン株式会社の「プライバシー規約」をご覧下さい。
翻訳:三枝小夜子
Nature ダイジェスト Vol. 20 No. 7
DOI: 10.1038/ndigest.2023.230707
原文
JWST gets best view yet of planet in hotly pursued star system- Nature (2023-03-27) | DOI: 10.1038/d41586-023-00876-7
- Alexandra Witze
関連記事
リサーチハイライト
2024年12月号
ブラジルの記録的な洪水で露出した化石の救出を急げ
2024年12月号
気候変動に関する人々の考えを変えるには
2024年12月号
音楽業界の気候変動への取り組みに変革を
2024年12月号
科学者が開発した「AIサイエンティスト」の実力は?
2024年12月号
Advertisement