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免疫細胞をCRISPRで改変、がん個別化治療の臨床試験結果

CRISPR–Cas9複合体(青色)は、ガイドRNA(黄色)に導かれてDNA(紫色)上の狙った配列を切断する。 Credit: JUAN GAERTNER/SCIENCE PHOTO LIBRARY/Getty

CRISPR–Cas9系を利用したゲノム編集によって、T細胞と呼ばれる免疫細胞をがん細胞特異的なタンパク質を認識できるよう改変し、体内に戻してがんを攻撃させる治療法の開発が進められている。このほど、難治性固形がん患者を対象にしたこの治療法の小規模臨床試験が行われ、改変されたT細胞ががん細胞を殺傷することが示された。

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翻訳:藤山与一

Nature ダイジェスト Vol. 20 No. 2

DOI: 10.1038/ndigest.2023.230215

原文

CRISPR cancer trial success paves the way for personalized treatments
  • Nature (2022-11-10) | DOI: 10.1038/d41586-022-03676-7
  • Heidi Ledford