目次

Volume 2 Number 82005年8月号

Editorials

 捕鯨三昧に歯ぎしり

国際捕鯨委員会は混乱状態にあるかもしれないが、ここでしか問題状況を打開できないのである。

 消費者の心をつかむトヨタ

日本の工業技術革新への取り組み方は流行遅れかもしれないが、成果はきちんとあがっている。

News Features

 RNA の翻訳エラーが脳をとかす

小児の脳をとかしてしまう謎の病気の原因は、RNAの翻訳段階におけるエラーにあった。研究者たちは、この恐ろしい病気が一般的な病気の解明にも役立つだろうと考えている。Claire Ainsworthが報告する。

 中国の燃える野望が地球環境を脅かす

中国の経済発展は、世界最多の人口を抱えるこの国を変ぼうさせている。しかし、エネルギー不足と環境汚染の激化が、奇跡の発展をはばむ課題として浮上してきた。とくに環境への影響は、地球全体の気候を大混乱に追い込む危険性もはらんでいる。Peter Aldhousが報告する。

Comment

 不心得な科学者たち

科学的公正を守るためには、改ざん、捏造、盗用にとどまらず、問題のある研究のやり方に幅広くメスを入れていく必要がある。

News & Views

 捕まえにくい魔法数

核準位のギャップは、陽子あるいは中性子の数が「魔法数」となる原子核をとくに安定化させるが、中性子を過剰にもつ核に対してはちがうようだ。しかし、そのようなエキゾチックな核種では、すべての魔法数が普通と異なるのだろうか。

 やっぱり「男は火星人」?

ある種のアリ、というかこの場合は2種のアリというべきなのかもしれないが、とにかくこのアリでは雌は雌だけから、雄は雄だけからつくられる。この驚異的な事実を説明するには、ほかとは明らかにちがう自然選択のパターンを考えねばならない。

 追悼安芸敬一氏(1930-2005)

皆がKei と呼び、40 年にわたって地球内部の動的な過程をより定量的に解明する方法を工夫し続けた知的指導者の安芸敬一氏が、5 月17 日にレユニオン島で亡くなった。レユニオン島は、学究生活を引退して以来住んでいたインド洋に浮かぶ火山性「ホットスポット」である。地震学における多くの研究業績とともに、地震災害の確率評価を発展させるうえでの指導力で、彼は私たちの記憶に残ることになるだろう。

Business News

 トヨタの研究はビジネスを見すえている

豊田中央研究所の原動力は、研究者のひらめきとグループ企業との緊密な関係だ。冬野いち子が報告する。

News

 NASA の探査機が彗星の射撃に成功!

テンペル第1彗星への衝突で多量の物質が放出された。

 双子は年齢とともに差が拡がっていく

DNAが環境によってどう変化するかが、遺伝子レベルの試験で解明される。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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