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トランスユーラシア諸語の起源を追う

Nature ダイジェスト Vol. 19 No. 2 | doi : 10.1038/ndigest.2022.220243

原文:Nature (2021-11-25) | doi: 10.1038/d41586-021-03037-w | Tracking the origin of Transeurasian languages

Peter Bellwood

トランスユーラシア語族が約9000年前に中国の穀類農耕民集団の中で生まれ、その拡散は農耕に支えられていたことが、言語学、考古学、遺伝学データの「三角測量」から示唆された。

中国・遼河流域の初期農耕民の言葉とその話者は、キビ・イネの栽培技術と共に朝鮮半島を経て日本列島へと広がったとみられる。写真は弥生時代の遺跡として知られる吉野ヶ里遺跡(佐賀県)。 | 拡大する

kanonsky/iStock Editorial/Getty Images Plus/Getty

トランスユーラシア語族は現代世界で極めて広範囲に分布している語族であり、ある学派によれば、チュルク、モンゴル、ツングース、朝鮮・韓国、および日本の諸語が含まれるという(ツングース諸語は中国東北部やシベリアで使われている)。マックス・プランク人類史科学研究所(ドイツ・イエナ)のMartine Robbeetsら1を中心とする国際的な共同研究チームは、革新的な手法を利用してこの語族の起源と拡散に関する長年の議論を解決したことを、Nature 2021年11月25日号の616ページで発表した。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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