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小さな太鼓で量子もつれを観測

Nature ダイジェスト Vol. 18 No. 7 | doi : 10.1038/ndigest.2021.210704

原文:Nature (2021-05-06) | doi: 10.1038/d41586-021-01223-4 | Minuscule drums push the limits of quantum weirdness

Davide Castelvecchi

巨視的物体の量子もつれの証拠が、振動するアルミニウム膜の研究で得られた。

Kotlerらが量子もつれの実証に使用した、2つの非常に小さなアルミニウム膜(右下)の走査型電子顕微鏡写真。大きならせん形はインダクター(µm:マイクロメートル、米国立標準技術研究所のFlorent LecocqとShlomi Kotler提供)。 | 拡大する

Florent Lecocq and Shlomi Kotler/NIST

これまで光子や原子などで実現されることが普通だった量子もつれ(エンタングルメント)という奇妙な現象が、肉眼でかろうじて見えるほどの大きさの、2つの小さな太鼓(アルミニウム膜)でも生じるという証拠が実験で得られた。また、量子系の測定における制限を巧妙に回避する測定方法も、同様のアルミニウム膜で実証された。こうした実験・測定技術は、従来の計算機をはるかに超える計算能力を持つ量子計算機や、前例のない感度を持つ計測装置を作るのに役立つ可能性がある。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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