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リラックスして発毛促進

Nature ダイジェスト Vol. 18 No. 7 | doi : 10.1038/ndigest.2021.210742

原文:Nature (2021-04-15) | doi: 10.1038/d41586-021-00656-1 | Relax to grow more hair

Rui Yi

マウスにおいて、ストレスホルモンが皮膚細胞を介してシグナルを伝達し、毛包幹細胞の活性化を抑制することが分かった。このストレスシグナル伝達を遮断すると発毛が刺激される。ストレスのある人は気を付けて!

国立国際医療研究センター(東京都新宿区)の報告によれば、COVID-19患者の24.1%に脱毛の後遺症が見られた。 | 拡大する

chokja/iStock/Getty

アメリカンフットボールのクォーターバックAaron Rodgersは、あるシーズンの初戦でチームが敗北した後、ファンにリラックスするように言った。まさか、これがヘアケアのヒントにもなっていたとは、彼には知る由もなかった。Rodgersのアドバイスは、パンデミックの長い1年を経た今、特に有益である。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した人の約4分の1は、発症から6カ月後に脱毛を経験している1。これはおそらく、感染と療養という大変な体験による全身性ショックのためである。こうした慢性的なストレスと脱毛に関連があることは長く知られているが、ストレスが毛包幹細胞(HFSC)の機能不全につながる根本的な機構は明らかではなかった。このほどハーバード大学およびハーバード幹細胞研究所(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)のSekyu Choiら2は、マウスにおいてストレスと脱毛の関連を明らかにし、Nature 2021年4月15日号428ページで報告している。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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