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腸内細菌はどのように脳を変えるのか

微生物が脳に影響を及ぼす仕組みを解明する研究が始まっている。これはパーキンソン病などの疾患の治療のカギとなる可能性がある。

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ILLUSTRATION BY FABIO BUONOCORE

Nature ダイジェスト Vol. 18 No. 5 | doi : 10.1038/ndigest.2021.210524

原文:Nature (2021-02-04) | doi: 10.1038/d41586-021-00260-3 | How gut microbes could drive brain disorders

Cassandra Willyard

神経科学者Jane Fosterは2006年、自らのラボを立ち上げた直後にある発見をした。この発見は、自身の分野を騒然とさせるに違いないと思った。彼女のチームは健康な腸内細菌を持つマウス群と、腸内細菌を持たないマウス群で研究を行っていたのだが、腸内細菌を持たないグループは、もう一方よりも不安を感じないように見えた。開放された通路と壁で閉ざされた通路がある迷路に入れると、腸内細菌を持たないマウスは開放された通路を好んだのだ。腸内細菌は、脳と行動に影響を及ぼしているように思われた。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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