2020年8月号Volume 17 Number 8

パンデミック後の科学

新型コロナウイルスによるパンデミックは、最悪の状況が過ぎ去ったとしても、科学者の働き方や研究内容、研究資金の額を永久に変えてしまう可能性がある。8月号では3つの記事を通し、科学の行方を考える。
変わる大学20ページ):一変した講義や学内の風景から、運営資金や研究資金への影響を読み解く。
縮小する科学者の世界23ページ):移動制限により、影響を受ける研究がある一方で、科学はより環境に優しく、より平等になる可能性が見えてきた。
変動する研究対象26ページ):これまで全く別の分野にいた研究者たちが、新型コロナウイルス研究に急遽参入している。彼らは元の分野に戻るのだろうか?

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新たな生物活性物質の探索、原生生物の役割の解明、そして微生物と免疫系の相互作用のカタログ化。
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Editorial

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世界の国々が移動の制限を解除し始めているが、どのように行うべきかについての統一見解がほとんど形成されていない。最優良事例の共有が、進むべき道だ。

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News in Focus

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COVID-19対策のロックダウン解除に伴い、各国の研究者たちは研究室での活動を再開し始めているが、シフト制やマスクの着用、社会的距離の確保といった制約に合わせてさまざまな調整を強いられている。

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Features

新型コロナウイルスによるパンデミックの最悪の状況が過ぎ去ったとしても、その影響は、科学者の働き方や研究内容、そして彼らが手にする研究資金の額を永久に変えてしまう可能性がある。

これまでに数千人の研究者が新型コロナウイルス研究に急遽参入しており、その多くが今後もコロナ研究を続けたいと考えている。

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World View

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Japanese Author

がん遺伝子やがん抑制遺伝子には、変異によりがん化につながるものが多数知られているが、がん遺伝子の変異はこれまで「ほぼ決まった領域で生じ、単独」とされてきた。国立がん研究センターの片岡圭亮分野長らはこのほど、「2つ目の変異が入りやすいがん遺伝子」を発見。変異の生じ方を調べていくと、新たな発がん機構が見えてきた。

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News & Views

ゲノム塩基配列を解読および解析する大規模なプロジェクトで、ヒトの遺伝的多様性を解明するためのこれまでで最も包括的なデータセットとツールが得られた。この情報資源はあらゆる分野の生物学者にとって非常に有益である。

ヒトの網膜に似た半球形の基板にナノメートルスケールの光センサーを高密度に組み込んだ、画期的な生体模倣眼球が開発された。このデバイスには、ヒトの眼に匹敵する数々の視覚能力が備わっている。

太陽光を使って水から直接に水素を作る取り組みは、このプロセスを促進する触媒の効率が低いことが課題だった。今回、ほぼ完全な効率を持つ触媒の作製が可能であることが、1つのモデル系で示された。

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News Scan

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Where I Work

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Highlights

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