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ISSプレッソで一息

Nature ダイジェスト Vol. 12 No. 5 | doi : 10.1038/ndigest.2015.150508a

宇宙ステーションにコーヒーメーカー

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COURTESY OF NASA

15年前、国際宇宙ステーション(ISS)の乗組員たちは初のトイレ設備搭載を待ち望んでいたものだ。低軌道生活の利便性は、今や地上とそう変わらなくなり、宇宙飛行士はおしゃれなカフェの常連客よろしくエスプレッソをすすることになりそうだ。微小重力環境で機能するように作られた初のコーヒーメーカーが登場したのだ。

この「ISSプレッソ」という装置は、イタリア宇宙機関とイタリアのエンジニアリング会社アルゴテック社(Argotec)、トリノにある創業120年のコーヒー焙煎業者ラバッツァ社(Lavazza)が共同開発した。航空宇宙用アルミニウム合金でできた電子レンジほどの大きさの電気器具で、宇宙飛行士たちはこれを調節可能な鎖を使ってステーションの壁に固定し、夜明けのコーヒーを入れることになる(宇宙飛行士は1日に15~16回、日の出を経験する)。

このシステムによって、コンソメや紅茶、スープなどをいずれは微小重力下で味わえるかもしれないと、アルゴテック社のDavid Avinoは言う。「食品実験室です」。

(翻訳:鐘田和彦)

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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