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神経科学: セロトニンの放出はマウスの社会性を高める

Nature 560, 7720

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Credit: tiripero / iStock / Getty Images Plus

社会性の基盤を成す神経機構についてはよく分かっておらず、自閉症スペクトラム障害などの疾患での社会性欠如に対する治療法の合理的開発を制限している。R Malenkaたちは今回、マウスにおいて、側坐核(NAc)での背側縫線核(DR)ニューロンからのセロトニン(5-HT)放出の双方向の調整により、社会性がロバストかつ双方向に変化することを示している。彼らはまた、自閉症スペクトラム障害のありふれた遺伝的要因の1つと相同な変異を持つマウスでは、5-HTニューロン特異的な変化が引き起こされて、社会的行動の欠如が誘導されることを見いだした。こうした社会性の欠如は、DR 5-HTニューロンの光遺伝学的活性化によって救済できることから、社会的行動におけるNAc内での5-HT作用のロバストな役割の1つが示された。

Article p.589
doi: 10.1038/s41586-018-0416-4 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2018年8月30日号の Nature ハイライト

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