Nature ハイライト

免疫:インフラマソーム活性化の調節

Nature 488, 7413

インフラマソームは、自然免疫にかかわる細胞内オリゴマータンパク質複合体であり、肥満、2型糖尿病、アテローム性動脈硬化、痛風、敗血症や腸炎の病因と関連付けられてきた。今回、二本鎖RNA依存性プロテインキナーゼ(PKR)がインフラマソーム活性化の重要な調節因子であることが見いだされた。さまざまな刺激に応じて起こるPKRとNod様受容体NLRP3との会合、カスパーゼ1の活性化、そしてサイトカインであるインターロイキン(IL)-1βやIL-18、HMGB1の放出には、PKRの自己リン酸化が必要である。今回の結果により、炎症が起こっている際のインフラマソーム活性を、広範な免疫障害を起こすことなく阻害する治療薬が設計される可能性が出てきた。

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