Nature ハイライト

構造生物学:タンパク質輸送を促進するSecDFの構造

Nature 474, 7350

細菌の細胞膜を越えるタンパク質輸送はSecYEGトランスロコンを介して行われ、SecDFという膜タンパク質により促進されるが、SecDFの機能は明らかになっていなかった。濡木理(東京大学)たちのグループは今回、SecDFの構造と機能を解析した結果を報告している。SecDFには12回膜貫通ドメインと2つの大きなペリプラズムドメイン(P1とP4)が存在することが示された。SecDFは膜内在シャペロンとして働き、プロトン駆動力を原動力としてタンパク質輸送を行っているらしい。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度