Nature ハイライト

医学:消化器がんの発症因子ETV1

Nature 467, 7317

消化管間質腫瘍(GIST)は、消化管の筋組織中に存在して電気的な律動的運動を生じるカハール介在細胞から発生する。今回Chiたちは、転写因子ETV1がこれらの細胞の発生に必要であり、また腫瘍の発生も促進させることを示している。GISTで変異によって活性化されていることの多いKIT遺伝子は、ETV1の安定化促進などにより、ETV1と協同してカハール介在細胞を形質転換させる。ETV1はすべてのGISTに多量に存在していて診断用のバイオマーカー候補になると思われ、またETV1遮断薬は薬剤耐性をもつGISTに対して効力を発揮するかもしれない。

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