Nature ハイライト

Cover Story:バージェス頁岩という世紀の大発見:情報に富む頁岩層の発掘

Nature 460, 7258

古生物学という科学分野は、ちょうど100年前の今月、カナダのブリティッシュコロンビア州ヨーホー国立公園の堆積岩でバージェス頁岩化石群が発見されたことに負うところが大きい。これは5億500万年前のカンブリア紀の海にいた多種多様な動物のすばらしい化石記録で、正しい評価を得て有名になり、S J Gouldの『ワンダフル・ライフ』でさらによく知られるようになった。今週号のOpinionでは、D Collinsが、C D Walcottによるバージェス頁岩発見の物語を振り返っている。Walcottは、その当時の知識に基づいて自分の発見物の謎を解こうとして、手ごわい難問に直面することになった。誤った解釈もいくつかなされたし、これらの化石はその後数十年の間ほとんど忘れ去られていた。しかし、Walcottの功績は現在進行中の100年記念行事に十分値するものだ、とCollinsは述べている。表紙は、バージェス頁岩で見つかったMarrella splendensという節足動物の化石で、Walcottが最初に発見したものの1つである(Opinion p.952)。バージェス頁岩については、カナダのバンフで開催された「Walcott 2009」に参加した、N Jonesのブログ(http://tinyurl.com/burgess100)やwww.nature.com/podcastもご覧いただきたい。

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