Nature ハイライト

Cover Story:五次元でのデジタル記憶:DVDサイズのディスクに1.6テラバイトを詰め込む方法

Nature 459, 7245

光記憶デバイスにより多くのデータを詰め込むため、材料科学では記録媒体に、文字どおり「次元を追加する」方法が探索されてきた。今回、スウィンバーン工科大学(オーストラリア)の研究グループが、記憶容量を数桁増やす可能性のある五次元光記録技術を開発した。追加された次元は、光の波長と偏光であり、おなじみの3つの空間次元と合わせると1ボリューム内で実に五次元の記録が実現され、その結果、DVDサイズのディスクで1.6テラバイトの理論容量が得られる。この新システムは、ポリマー層に埋め込まれた金ナノロッド基材の表面プラズモン共鳴(SPR)によるフォトサーマル・リシェイピング(photothermal reshaping)を使っている。クロストークのない読み出しは、二光子発光によるものである。今回の技術は、セキュリティー・パターニングや多重光記憶にすぐにでも応用可能である(Letter p.410)。

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