Nature ハイライト

細胞:マップ上の遺伝子エンハンサー

Nature 459, 7243

細胞型に特異的な遺伝子発現の決定に、プロモーターやエンハンサーなどの調節DNAエレメントがそれぞれ果たす役割の解明はあまり進んでいない。今回、クロマチン免疫沈降に基づくマイクロアレイ法(ChIP-chip法)を用い、複数のヒト細胞系列でプロモーターとエンハンサーのヒストン修飾に関するマップが作製された。プロモーターの修飾パターンは、各細胞型間でおおむね変わらないが、大半のエンハンサーの修飾パターンは単一の細胞型に特異的であり、細胞型に特異的な遺伝子発現と相関していることが明らかになった。

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