Nature ハイライト

細胞:細菌の染色体複製

Nature 455, 7217

細菌細胞がその環状ゲノムを複製する場合、一方の染色体は連続的に合成されるが(リーディング鎖)、もう一方の染色体は不連続的に合成される(ラギング鎖)。これまでの研究から、この違いが細胞分裂の際に染色体がどこに局在するかに影響している可能性が示唆されていたが、この説を証明する直接的な証拠はなかった。Whiteたちは各鎖の動態を追跡観察できるような系を考案し、複製された2つの染色体がそれぞれ、細胞の異なる場所に送られていることを見いだした。リーディング鎖は細胞の極に、ラギング鎖は細胞の中心に送られる。これらの結果はまた、幹細胞の分野で議論されている不死鎖(immortal strand)仮説にも関係がある。

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