Nature ハイライト

細胞:トランスポゾンを監視

Nature 451, 7177

真核生物ゲノムのかなりの部分はトランスポゾンでできている。トランスポゾンはゲノム中のある場所から別の場所へと「ジャンプする」遺伝子で、ゲノムの構造に重大な影響を及ぼし、ゲノム進化に大きなインパクトを与えてきた。宿主ゲノムは、このような転位性遺伝因子の拡散を制御する機構を進化させてきているが、今回、新しいものが発見された。この機構は分裂酵母のもので、特定の種類のトランスポゾン(RNA中間体を介して作用するTf2レトロトランスポゾン)の活動を、別の種類のトランスポゾンのタンパク質によって選択的に抑制する。これは古くからあるレトロトランスポゾン監視機構らしく、DNAトランスポゾンとレトロトランスポゾン間の対立を示唆している。

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