Nature ハイライト

進化:交雑による種分化は当たり前?

Nature 446, 7133

新種の出現にあたって交雑がどのような役目を果たしているかについては議論が多い。植物では倍数性(染色体の倍加など)が関係する交雑による種分化がごく普通であり、今週号のReviewでJ Malletは、倍数性とは無関係の交雑による種分化が従来考えられていた以上に一般的であることを示唆する遺伝子的証拠を列挙している。意外にも、これは植物ばかりか動物にも当てはまるらしく、ヒトも例外ではないと考えられる。現生人類(Homo sapiens)の出現では、交雑が1つの要因となった可能性もある。

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