Nature ハイライト

生化学:ビタミンB12への長い道のり

Nature 446, 7134

ビタミンB12(コバラミン)は、これまで知られている天然の非ポリマー化合物のうちで最も大きなものの1つで、微生物だけが合成できる唯一のビタミンである。長年の研究にもかかわらず、ビタミンB12の生合成過程の一部についてはよくわかっていなかったのだが、今回、最後に残った未解明部分が明らかになった。分子状酸素を使ってフラビンモノヌクレオチド補因子を切断することによりビタミンB12の下方配位子を形成する酵素、BluBのX線結晶構造が決定されたのである。この反応は、酵素が1つの補因子を破壊して別の補因子を合成するという珍しい反応の一例である。

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