Nature ハイライト

光学・フォトニクス:広帯域増幅を実現する光パラメトリック増幅器

Nature 647, 8088

光を増幅するには、利得媒質を通過させる必要があり、媒質の長さが長いほど増幅効果は高まる。装置面積を小さくするには、マルチパス方式により同一媒質中で光を何度も反射させる。しかし、このやり方では反射のたびに分散が生じるので、通常は帯域幅に制限が生じる。今回、分散を操作したミラーにより利得–帯域幅のトレードオフを克服する、マルチパス光パラメトリック増幅器用の設計が示され、小型のデバイス内での広帯域増幅が実現されている。

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