Nature ハイライト

生態:労働者の立場は弱い?

Nature 444, 7115

多くの種の働きアリや働きバチは、正常な卵巣をもっているのに繁殖しない。これは自発的な利他主義によるものだろうか。どうやらそうではなく、ちょっとした説得が行われているらしい。スズメバチ科の9種とミツバチを調べた研究で、社会的な抑圧が非常に重要なことを示す明らかな証拠が得られた。働きバチは、同じ巣の仲間からの「産んだ卵は殺すぞ」という脅しによって「取り締まられて」、繁殖をあきらめるのだと言う。

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