Nature ハイライト

細胞生物学:修飾されたリボヌクレオチドを組み込んだmRNAはフレームシフトの原因になり得る

Nature 625, 7993

今回、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対するmRNAワクチンに見られるような治療用mRNAに組み込まれたヌクレオチド修飾が、翻訳の際に+1リボソームフレームシフトを引き起こし、その産物は免疫応答を引き起こす可能性があることが明らかにされた。この研究は、mRNAを用いる今後の治療法では、オフターゲット作用が生じる可能性を最小限にするための塩基配列の最適化が必要なことをはっきりと示している。

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