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気候変動:熱波はカーボンメジャーの排出に体系的に帰属される
Nature 645, 8080 doi: 10.1038/s41586-025-09450-9
極端事象の帰属では、気候変動がどのように極端な気候に影響を及ぼしたかが評価されるが、通常は単一の事象に重点が置かれる。さらに、こうした帰属では、人為的行為者が極端事象にどの程度寄与したかが定量化されることはめったにない。今回我々は、2000~2023年に報告された213件の歴史的な熱波が、気候変動によってより強く、より起こりやすくなったこと、また、180社のカーボンメジャー(化石燃料生産者とセメント生産者)がこの変化に大きく寄与したことを示す。この研究は、十分に確立された、事象に基づく枠組みの拡大に依存している。1850~1900年以降の地球温暖化によって、熱波の確率(中央値)は2000~2009年で約20倍、2010~2019年で約200倍になった。全体として、これらの事象の4分の1は、気候変動がなければ事実上起こることはなかった。カーボンメジャーによる排出は、1850~1900年以降、熱波強度の増大の半分に寄与していた。企業にもよるが、その個別の寄与は、産業革命以前の気候では事実上起こり得なかった16~53件の熱波の発生を可能にするほど大きかった。従って我々は、気候変動の熱波への影響は増大しており、小規模な企業も含め全てのカーボンメジャーが、熱波の発生に大きく寄与したことを立証する。我々の結果は、証拠の欠落を埋めて歴史的な気候極端事象の説明責任を確立することに寄与する。

