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神経科学:海馬の表現ドリフトは安定した多感覚環境で起こる

Nature 645, 8080 doi: 10.1038/s41586-025-09245-y

同じ実環境をナビゲーションしているマウスの海馬の場所細胞を追跡する実験では、数日間にわたって神経表象で顕著な変化が見られることが分かっている。しかし、このような「表現ドリフト」が、違う時に起こる同様の経験を区別するような内因的な機能を果たすのか、あるいは感覚環境や行動の微妙な違いの結果として観察されるのかは不明である。今回我々は、多感覚仮想現実システムが提供する実験的制御を用いて、感覚環境や行動の違いが、ドリフト率に検出可能な変化をもたらさないことを明らかにする。我々はまた、個々の場所細胞の興奮性は、その後数日間にわたるそれらの表現ドリフトを最もよく予測し、興奮性の高い細胞ほどドリフトが少ないことを見いだした。これらの知見は、再現性の高い環境と行動であってもマウスにおいて表現ドリフトが起こることを明らかにしており、ニューロンの興奮性が長期的な表現安定性のカギとなる要因であることをはっきりと示している。

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