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細胞生物学:NINJ1は機械的ひずみがかかっている細胞膜の脆弱性を調節する

Nature 644, 8078 doi: 10.1038/s41586-025-09222-5

細胞膜の完全性は、細胞機能のほぼ全ての面に不可欠である。機械的力は細胞膜の損傷を引き起こすことが可能だが、機械的ひずみの下で細胞膜の完全性を調節する大型の分子が存在するかどうかは不明である。今回我々は、384個のウェルからなる細胞伸展系を構築した。この系は、培養細胞に再現可能なひずみを正確に与えることができる。この系を用いて、我々はひずみが誘導する膜透過性変化について、2726種の複数回膜貫通タンパク質を標的とする1万843個の低分子干渉RNA(siRNA)をスクリーニングした。その結果、ピロトーシスなどの溶解性細胞死を調節すると最近考えられているタンパク質NINJ1がトップヒットとして見つかった。我々は、NINJ1が機械的ひずみによって誘導される細胞膜破壊(PMR)の重要な調節因子であり、その働きにはいかなる細胞死プログラムの刺激も必要としないことを実証した。細胞膜上のNINJ1のレベルは、膜の破壊に必要な力の大きさと逆相関している。ピロトーシスが起こる場合には、NINJ1単独では膜の完全な破壊に不十分であり、完全なPMRには機械的力の追加が必要である。我々の研究は、NINJ1の機能が膜の生体力学的特性の真正な決定因子であることを立証しており、個々の機械的微小環境からなる複数の組織にわたるPMRはNINJ1の発現や外部の力の違いによって微調整されていることを示唆している。

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