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腫瘍免疫学:CD4+ T細胞によって誘導される炎症性細胞死は免疫回避性の腫瘍を制御する

Nature 618, 7967 doi: 10.1038/s41586-023-06199-x

臨床応用されているがん免疫療法のほとんどは、CD8+細胞傷害性T細胞が腫瘍細胞を直接認識して殺傷する能力に依存している。これらの戦略は、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)を欠損した腫瘍細胞の出現や免疫抑制性腫瘍微小環境の形成によって制限を受ける。CD4+エフェクター細胞は、CD8+ T細胞とは独立に抗腫瘍免疫に関与する能力を持つという認識が高まっているが、そうした能力を十分に発揮させるための戦略はまだ見つかっていない。本論文で我々は、CD8+ T細胞による直接的な標的化を回避するMHC欠損腫瘍を、少数のCD4+ T細胞で十分に排除できる機構について報告する。CD4+エフェクターT細胞は、腫瘍浸潤縁に優先的に集まり、そこでMHC-II+CD11c+抗原提示細胞と相互作用する。我々は、1型ヘルパーT細胞に方向付けされたCD4+ T細胞と自然免疫刺激は、腫瘍に関連する骨髄系細胞のネットワークを、インターフェロンによって活性化される抗原提示表現型やiNOSを発現する殺腫瘍性エフェクター表現型へと再プログラム化することを示す。このように、CD4+ T細胞と殺腫瘍性骨髄系細胞は、インターフェロンに応答しないMHC欠損腫瘍を間接的に排除する遠隔の炎症性細胞死の誘導を調整する。これらの結果は、CD8+ T細胞やナチュラルキラー細胞の直接的な細胞傷害活性を補完してがん免疫療法を前進させる戦略において、CD4+ T細胞のこの能力と自然免疫活性化因子を臨床利用する根拠となるものである。

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