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健康科学:小児と思春期の若者の成長と発達に対する都市生活の恩恵は減少している

Nature 615, 7954 doi: 10.1038/s41586-023-05772-8

小児期や思春期の最適な成長と発達は、生涯にわたる健康と幸福に非常に重要である。今回我々は、2325件の集団を対象とした研究に参加した7100万人の身長と体重の測定値に関するデータを用いて、1990〜2020年の200の国と地域における、農村部と都市部の居住地に基づいた、5〜19歳の小児と思春期の若者の身長とボディーマス指数(BMI)について報告する。1990年には、少数の高所得国を除いた全ての国で、小児と思春期の若者の身長は、農村部よりも都市部の方が高かった。2020年までには、ほとんどの国で都市部での身長の優位性は低下し、多くの高所得の西側諸国で都市部の方がやや身長が低い状態へと逆転した。例外は、サハラ以南アフリカのほとんどの国と、オセアニア、南アジアの一部の国、中央アジア、中東、北アフリカ地域の男児であった。これらの国では、農村部の男児の連続的コホートは、身長の伸びがないか低くなったため、都市部の男児との差が開いた。年齢調整後の平均BMIの都市部と農村部の差は、ほとんどの国で1.1 kg m−2未満だった。この狭い範囲内で、南アジア、サハラ以南アフリカ、ヨーロッパ中央部および東部の一部の国を除いて、BMIは農村部よりも都市部でわずかに大きく増加した。都市部在住による成長と発達の優位性は、21世紀になって世界の多くの地域で低下したが、サハラ以南アフリカの多くの地域では増大していることを、我々の結果は示している。

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