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環境科学:アフリカの乾燥地における個々の樹木の亜大陸規模の炭素貯蔵
Nature 615, 7950 doi: 10.1038/s41586-022-05653-6
乾燥地の樹木の分布と、それらの密度、被覆、サイズ、質量、炭素含有量は、亜大陸から大陸の規模ではあまり知られていない。こうした情報は、乾燥地生態系の生態学的保護、炭素会計、気候緩和、回復の取り組みに重要である。今回我々は、半乾燥地帯である赤道以北のサハラ以南のアフリカをカバーする30万枚以上の衛星画像から得られた、99億本以上の樹木のデータを評価した。我々は、フィールドデータ、機械学習、衛星データ、高性能計算を組み合わせて、年間降雨量が0~1000 mmの地域に生育する全ての樹木に材、葉、根の炭素を帰属させた。個々の樹木の平均炭素貯蔵量は、乾燥地帯の0.54 Mg C ha−1および63 kg C tree−1から、亜湿潤地帯の3.7 Mg C ha−1および98 kg tree−1まで幅があった。我々は、全体として、今回の研究対象地域の総炭素量を0.84(±19.8%)Pg Cと見積もった。今回の地域についての以前の14のTRENDY数値シミュレーション研究の結果との比較によって、点在する樹木の密度は3つのモデルで過小評価され、炭素貯蔵量は11のモデルで過大評価されていたことが見いだされた。今回のベンチマーキングは、炭素循環を理解して、土地の劣化に関する懸念に取り組むのに役立ち得る。我々は、それぞれの樹木の材、葉、根の質量、ならびに炭素貯蔵量について関連付けたデータベースを公開し、科学者、政策立案者、乾燥地回復の実行者、農家が、タブレットやラップトップで農地の木の炭素貯蔵量を見積もるのに利用できるようにしている。

