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気候変動:プラスチックの将来とそのCO2排出量
Nature 612, 7939 doi: 10.1038/s41586-022-05422-5
プラスチックは、バルク材料の中で最も生産量が伸びており、既に世界の温室効果ガス排出量の4.5%を占めている。新たな政策が実施されなければ、世界のプラスチック需要は2050年までに倍増し、2100年までに3倍以上に増え、CO2排出量も同様に増えると予想される。今回我々は、2100年までの世界のプラスチックセクターについて、生産から廃棄物処理までの全ライフサイクルを含めた、CO2排出量を削減する3つの代替経路を分析した。その結果、プラスチック製品におけるバイオベースの炭素隔離を通して、バイオマスの使用と埋め立ての組み合わせにより長期的にマイナスの排出量を実現できることが示された。しかし、これには一次原料への継続的な依存が含まれている。バイオエコノミーをさらに進めない循環型経済のアプローチでは、2050年までに資源消費が30%削減され、実現される排出量の削減が10%大きくなるが、一方で長期的に排出量がマイナスになる可能性は低くなる。リサイクルと高度のバイオマス使用を組み合わせた循環型バイオエコノミーのアプローチによって、このセクターが最終的に正味の炭素シンクに変わると同時に、埋め立てを段階的に廃止し、資源消費を削減できる可能性がある。今回の研究によって、全球のエネルギーと排出量のモデルにおける物流と循環型経済の表現が改善され、プラスチックセクターの長期的な動態に関する知見が得られた。

