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天文学:偏光したブレーザーのX線は衝撃波での粒子加速を示唆する
Nature 611, 7937 doi: 10.1038/s41586-022-05338-0
ブレーザーは、ほぼ視線方向を向いた磁気を帯びたプラズマのジェットを伴う活動銀河核で、そこからの光の大半は、最高で約1 TeVに達する高エネルギー粒子によって生成されている。ジェットは最終的には超大質量ブラックホールによってエネルギーを供給されることが知られているが、粒子がどのようにしてそうした高エネルギーへと加速されるのかは解明されていない。この過程には磁場が関連しているはずであり、ジェットからの光の偏光の観測によって調べることができる。これまでの偏光測定は電波から可視光の範囲に限定されており、これは加速場所を数日から数年前に離れた粒子を含むジェットの広がりを調べているため、X線測定のように加速機能を直接的に調べているわけではない。本論文では、ブレーザーであるマルカリアン501(Mrk 501)からのX線偏光の検出について報告する。X線直線偏光度ΠXの測定値は約10%と、可視波長での値の約2倍であり、その偏光角は電波ジェットと平行であった。これは、衝撃波面が粒子加速の源であることを示しており、プラズマが衝撃波から遠ざかるにつれて次第に乱流になることも示唆している。

