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生態学:降雨のわずかな変化が植物の共存において大きな変化を駆動する

Nature 611, 7936 doi: 10.1038/s41586-022-05391-9

降水パターンが植物の分布を形作ることは古くから知られているが、変動する気候が、種間相互作用、ひいては群落構成に及ぼす影響はあまり理解されていない。今回我々は、米国カリフォルニア州の一年生草原群落を用いて、降水量の変化が、個々の種に対する直接的な影響を介して、また、種間での競争的相互作用の強度を変化させることで、競争の動態をどのように変化させるかについて調べた。我々は、野外で周囲の降水量および減少させた降水量の条件下で植物を生育させて競争モデルをパラメーター化し、このモデルを用いて、各降雨型で種の共存を決定付ける、安定化をもたらすニッチの差(stabilizing niche difference)および適応度の差(fitness difference)を定量化した。その結果、降水量の減少は、単独で生育させた種には直接的な影響をほとんど及ぼさなかったが、種のペアにおいては15組中10組で、予測される競争の結果を定性的に変化させた。さらに、機能的類似性の高い種のペアは結果の変化を経験する可能性が低く、これは、機能的に多様な群落では相互作用の変化によってもたらされる脅威が極めて大きい可能性を示している。今回の結果は、全球的な変化に対する種および群落の応答を予測する上で、種間相互作用の変化を説明することがいかに重要であるかを浮き彫りにしている。

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