Perspective
素粒子物理学:10年目を迎えたヒッグスボソン
Nature 607, 7917 doi: 10.1038/s41586-022-04899-4
10年前のヒッグスボソンの発見は、基本的な物理的相互作用の新たなセクターの研究の扉を開く画期的な出来事であった。今回我々は、素粒子物理学の標準模型におけるヒッグス場の役割を概観し、我々を取り巻く世界に及ぼす影響を説明する。そして、10年間の研究によってこれまでに明らかになったヒッグスの物理に関する知見を要約し、まだ決定されていないのは何かを論じるとともに、ヒッグスセクターと素粒子物理学の未解決の謎との潜在的なつながりについて概説する。

