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古生物学:翼竜類のメラノソームで裏付けられた初期の羽毛の信号機能
Nature 604, 7907 doi: 10.1038/s41586-022-04622-3
中生代の化石の、保存状態が極めて良好な軟部組織から、羽毛の進化に関して多大な知見が得られている。翼竜類の分岐構造を持つ羽毛に関する新たな証拠は、羽毛が、前期三畳紀に翼竜類と恐竜類の祖先である鳥中足骨類(Avemetatarsalia)で出現したことを示唆しているが、翼竜類のこうした構造物と羽毛の相同性については異論もある。均一な卵形のメラノソームを持つ翼竜類の羽毛に関する報告は、そうした羽毛の色の多様性が限られていたことを示唆しており、初期の羽毛が主に体温調節の機能を担っていたという仮説を支持している。今回我々は、ブラジルで発見された前期白亜紀のタペジャラ科(Tapejaridae)翼竜類の皮膚、ならびに単純な羽毛および分岐構造の羽毛に、さまざまな形状のメラノソームが存在したことを報告する。これらのメラノソームは、それぞれの種類の羽毛および皮膚で異なる集団を形成しており、これは、これまで鳥類を含む獣脚類恐竜でしか知られていなかった特徴である。翼竜類のこうした組織特異的なメラノソームの形状は、羽毛の色の操作、ひいては羽毛の視覚的コミュニケーションにおける機能が、進化的に古い起源を持つことを示している。これらの特徴は、メラノソームの性質と形状の遺伝的調節が羽毛進化の初期にすでに機能していたことを明らかにしている。

