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細胞生物学:非ヒト霊長類のカニクイザルの細胞トランスクリプトームアトラス
Nature 604, 7907 doi: 10.1038/s41586-022-04587-3
非ヒト霊長類(NHP)で組織の組成と機能を調べることは、我々ヒトという種の性質を理解するために重要である。今回我々は、NHPであるカニクイザル(Macaca fascicularis)の45の成体組織に由来する100万個を超える細胞についての、大規模な細胞トランスクリプトームアトラスを報告する。このデータセットは、ヒトに系統発生学的に近い種を研究するための膨大なアノテーション付き情報資源を提供する。このアトラスの有用性を実証するため、我々は、全身でWntシグナル伝達を引き起こす細胞間相互作用ネットワークを再構築し、ヒトで感染症を引き起こすウイルスの受容体と補助受容体の分布のマッピングを行い、我々のデータをヒトの遺伝的疾患のオルソログと重ねて臨床的な関連の候補を特定した。我々のカニクイザル細胞アトラスは、ヒトとNHPに関する今後の研究のために不可欠な参照資料となるだろう。

