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惑星科学:ウルトラホットジュピターWASP-178bにおけるケイ酸塩の雲の前駆物質による紫外線吸収

Nature 604, 7904 doi: 10.1038/s41586-022-04453-2

エアロゾルは、亜恒星大気にほぼ普遍的に存在することが明らかになっている。しかし、こうしたエアロゾルが系外惑星で形成され始める正確な温度は、まだ観測によって絞り込まれていない。理論的モデルと弱まったスペクトル特性の観測結果から、少なくとも950〜2100 Kの系外惑星においてケイ酸塩の雲が重要な役割を担っていることが示唆されている。しかし、一部の巨大惑星は、凝縮を完全に防ぐのに十分なほど高温であると考えられている。今回我々は、ウルトラホットジュピターであるWASP-178b(約2450 K)の近紫外透過スペクトルが、大きな吸収を示すことを報告する。ベイズ検索によって、より低い温度では凝縮雲の前駆物質であるケイ素とマグネシウムを含む、ガス状の難揮発性物質の存在が示唆された。特にSiOは、我々の知る限りこれまで系外惑星では検出されていなかったが、WASP-178bにおけるSiOの存在は、高温での支配的なケイ素含有化合物として理論的な予測と一致する。これらの観測結果から、SiOを考慮しなかった以前のHAT-P-41bとWASP-121bの観測結果の再解釈が可能になり、系外惑星ではケイ酸塩の雲の形成が1950〜2450 Kの平衡温度で始まることが示唆された。

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