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人類学:4万年前の中国における革新的な黄土加工と道具使用
Nature 603, 7900 doi: 10.1038/s41586-022-04445-2
ホモ・サピエンス(Homo sapiens)は、集団の拡大事象や交雑事象を経てユーラシア全域で古代人集団と入れ替わり、約4万年前にはアジア北部に存在していた。最後のネアンデルタール人、デニソワ人、そしてアジアに到達したホモ・サピエンス集団の文化的適応は、いまだ明らかにされていない。今回我々は、中国北部の、保存状態が良好な約4万年前のXiamabei遺跡について報告する。この遺跡からは、東アジアでは既知で最古の黄土加工の特徴、柄付きの痕跡を残す小石刃様石器を伴う特徴的な小型石器群、骨角器が見つかった。Xiamabei遺跡の特徴の文化的構成は、東アジアでは独特で、古代人集団が居住していた他の遺跡の遺物群に見られるものや、後期旧石器時代初頭の道具などの一般にホモ・サピエンスの拡大と関連付けられているものとは一致しない。アジア北部におけるこうした記録は、ヒト族が交雑・混合した時期に技術的革新や文化的多様化が生じたという過程を裏付けている。

