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社会科学:気候と社会の結合システムにおける排出量経路の決定要因

Nature 603, 7899 doi: 10.1038/s41586-022-04423-8

気候政策の意欲と有効性は、温室効果ガスの排出量、ひいては気候変動の影響の規模を決定する上で極めて重要になる。しかし、ほぼ全ての気候変動モデル化では、気候政策および排出量の軌跡を決定付ける社会的・政治的・技術的な過程は外的要因として扱われている。今回我々は、さまざまな分野で報告されている関連のあるフィードバック過程を特定し、それらを気候–社会システムの様式化されたモデルの中で結び付けた。モデル挙動の分析から、モデルで表される個人、地域社会、国家、世界の規模全体にわたるつながりと特に関連付けられる、非線形性および転換点の可能性が明らかになった。これらのつながりは、政策やその結果としての排出量を決める上で決定的なものとなり得る。我々は、観測結果を用いてモデルのパラメーター空間に部分的な制約を課し、今後あり得る10万通りの政策および排出量軌跡をシミュレーションした。その結果、2100年の温暖化が1880~1910年の平均気温を1.8~3.6°C上回る範囲で、5つのクラスターが得られた。気候変動に関する一般市民の認識、緩和技術の将来的なコストと有効性、政治機構の応答性が、排出量経路の変動、すなわち、21世紀における温暖化の制約要因を説明する上で重要であることが判明した。

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