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天体物理学:異常に長い周期の放射を伴う電波トランジェント
Nature 601, 7894 doi: 10.1038/s41586-021-04272-x
高周波数の電波で観測した天空は、大質量星の爆発や降着事象から生じるシンクロトロン放射を示すトランジェントで満ちているが、低周波数の電波で観測した天空はこれまでのところ、銀河系内のパルサーの種族や活動銀河核の長期にわたるシンチレーションを除いては静穏である。しかし、低周波数帯は、フレアを発生するM型矮星から生じる電子サイクロトロンメーザー放射、恒星磁気圏プラズマの系外惑星との相互作用、急峻なスペクトルを持つパルサーの種族などの、エキゾチックなコヒーレント電波放射や偏波放射の過程に鋭敏であることから、ブラインドサーチによって銀河面でトランジェントが見つかる可能性がある。今回我々は、低周波数電波アーカイブデータの解析によって、周期的な低周波数の電波トランジェントを明らかにしたことを報告する。我々は、この電波パルス源が18.18分ごとに脈動していることを見いだした。これは我々の知る限り、今まで観測されていない異常な周期である。この電波放射は強く直線偏波しており、明るく、出現する度に30〜60秒間持続し、広い周波数範囲にわたって観測できる。このパルスは、時に短時間(0.5秒未満)のバーストからなることもあれば、より滑らかなプロファイルが観測されることもある。これらのプロファイルは数時間の時間スケールで変化する。この電波源の位置は、周波数に対する電波パルスの分散を測定することによって、銀河系内に特定された。我々は、この電波源は超長周期のマグネターである可能性があると提案する。

