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代謝:IL-27シグナル伝達は脂肪細胞の熱産生とエネルギー消費を促進する

Nature 600, 7888 doi: 10.1038/s41586-021-04127-5

褐色脂肪組織とベージュ脂肪組織における熱産生は、体温の維持、さらには肥満症や2型糖尿病といった代謝疾患の発症抑制に重要な役割を果たしている。褐色脂肪組織とベージュ脂肪組織の運命拘束と活性化についてはよく分かっているが、豊富に存在する多種類の免疫因子についてはまだ特性が十分に明らかにされていない。今回我々は、IL-27–IL-27Rαシグナル伝達が、熱産生の改善や食餌誘発性肥満からの保護、インスリン抵抗性の緩和に重要な役割を果たすことを明らかにする。機構研究により、IL-27は脂肪細胞を直接の標的として、p38 MAPK–PGC-1αシグナル伝達を活性化し、UCP1の産生を促進することが実証された。特筆すべきことに、IL-27の治療投与によって、十分に確立されている肥満症マウスモデルで代謝疾患罹患率が改善した。これと一致して、肥満症の人では、血清中のIL-27レベルが著しく低下しており、これは肥満外科手術後に回復する。まとめるとこれらの知見は、IL-27が、代謝プログラムの協調に重要な役割を担っていて、抗肥満免疫治療の非常に有望な標的であることを示している。

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