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天文学:大質量のbケンタウリ連星系に存在する広軌道の巨大惑星
Nature 600, 7888 doi: 10.1038/s41586-021-04124-8
惑星の形成は、さまざまな恒星質量と恒星系構造の周囲で生じる。そうした形成過程は、パラメーター空間全体、特にその極限領域について調べることで、さらなる理解が得られる可能性がある。大質量星周囲の近傍の軌道を周回する惑星の初期の研究によって、1.9太陽質量(M☉)の転回点までは、恒星質量の増大に伴って巨大惑星の頻度が増し、これを超えると頻度が急激に減ることが明らかになっている。これは、より質量の大きな星の周囲では惑星形成が妨げられ、3 M☉を超える星の周囲の巨大惑星は、まれか存在しないことを示唆している可能性がある。しかし、小さな軌道の惑星の検出に用いられる方法は、大きな軌道の惑星に対して感度が低い。今回我々は、直接撮像によって、6~10 M☉の連星系bケンタウリから太陽–地球間の560倍の距離に惑星が存在することを明らかにする。星に対する惑星の質量比は0.10~0.17%で、木星と太陽の比に近いが、発見された惑星と星との距離は木星と太陽の間の約100倍である。我々の結果は、これまでの結果の外挿から予想されるよりはるかに質量の大きい恒星系にも、惑星が存在し得ることを示している。今回発見された惑星は、従来のコア降着機構によってin situで形成されたとは考えにくく、別の場所で形成された後に力学的な相互作用によって現在の位置にたどり着いたか、重力不安定性によって形成された可能性がある。

