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がん:EGFR変異を持つNSCLCの薬剤応答を構造に基づく分類により予測する

Nature 597, 7878 doi: 10.1038/s41586-021-03898-1

上皮増殖因子受容体(EGFR)の変異はエキソン18–21に生じるのが典型的で、これらは非小細胞肺がん(NSCLC)のドライバー変異であることが確定している。「古典的な」変異とその他の少数の変異を持つ患者に対しては標的治療が承認されているが、それ以外のEGFR変異に対する有効な治療法はまだ見つかっていない。また、非典型的なEGFR変異の頻度や薬剤感受性に及ぼす作用についてはまだ解明されていない。今回我々は、EGFR変異体を持つNSCLC患者1万6715人について、変異の全体的状況を詳しく調べ、EGFR変異と薬剤感受性の間の構造–機能関係を明らかにした。EGFR変異は、薬剤感受性と構造変化に基づいて4つのサブグループに分けられることが分かった。この分類によって、EGFR阻害剤での治療後の患者の転帰を、従来のエキソンに基づく分類よりも成績よく、後ろ向きに予測できる。総合するとこれらのデータは、EGFR変異を持つNSCLC患者に対して治療や臨床試験の選択を効率よく行えるように、EGFR変異がどの機能グループに属するかを構造に基づいて明らかにする方法を示しており、構造と機能の関係に基づくこの方法は、発がん遺伝子に多様な変異がある場合の標的治療に対する薬剤感受性の予測を改善できる可能性を示している。

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