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生態学:アフリカの雨林の組成と全球規模の変化に対する脆弱性を明らかにする
Nature 593, 7857 doi: 10.1038/s41586-021-03483-6
アフリカは21世紀中に大規模で急速な気候変動と人口増加を経験すると予測されており、それによって世界第二の面積を有するアフリカの雨林が脅かされている。こうしたアフリカの森林の保護および持続可能な管理を行うには、それらの組成の不均一性や環境的駆動要因、進行中の変化に対する脆弱性に関して理解を深める必要がある。今回我々は、18万を超える区画における600万本の高木についての非常に大規模なデータセットを用いて、アフリカ中部で最も優占的な部類の高木タクソンの個体数分布を同時にモデル化し、アフリカ中部の森林の植物相組成および機能的組成の連続した地図を作製した。その結果、タクソン特異的な分布の不確かさは平均して群落レベルになることが示され、高度に決定論的な群集の存在が明らかになった。また、植物相組成と機能的組成は、さまざまな気候、土壌タイプ、人為起源の勾配にわたって対照的であり、植物相的に異なる森林タイプ間で機能的収斂が見られることが分かった。こうした空間的予測を、気候および人為起源の全球規模の変化の複数のシナリオと組み合わせたところ、南北の森林辺縁部、大西洋岸の森林、コンゴ民主共和国の森林の大半で脆弱性が高いことが示唆された。これらはいずれも、気候的脅威と人為起源の脅威の両方が2085年までに急速に増大すると予測されている地域である。今回の結果は、科学者および政策立案者にとって、アフリカ中部の森林に持続可能な未来をもたらすことを目的とした多国間の保全・管理戦略を構築するための重要な定量的基準となる。

