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環境科学:生物多様性と食料と気候のために世界の海洋を保護する

Nature 592, 7854 doi: 10.1038/s41586-021-03371-z

海洋は独特な生物多様性を有しており、貴重な食料資源を提供するとともに、人為起源の炭素の主要なシンクとなっている。海洋保護区(MPA)は海洋の生物多様性および生態系サービスを回復させるための有効なツールだが、現時点で高度に保護されている海洋区域は全体の2.7%にすぎない。こうした海洋保護の水準の低さは、漁業などの採取的使用との対立に起因するところが大きい。今回我々は、この問題に取り組むため、現在および未来においてさまざまな利益を生むと考えられる場所で高度に保護されたMPAを優先するための保全計画の枠組みを構築した。我々は、海洋保護の大幅な強化が、生物多様性を保護し、漁獲量を増加させ、人間活動によって危機にさらされている海洋炭素貯蔵を確保することで、三重の利益をもたらす可能性があることを見いだした。今回の結果は、大半の沿岸国には、生物多様性の保護、食料の供給、炭素の貯蔵という3つの目的の達成に大きく貢献し得る優先区域が含まれていることを示している。世界的に調整された試みは、そうした調整のない国レベルの保全計画よりも2倍近く効率的である可能性がある。我々の柔軟な優先順位付けの枠組みは、海洋保全、食料安全保障、気候変動対策のための、国レベルの海洋空間計画および世界的な目標の両方への情報提供に役立つと考えられる。

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