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生態学:外洋性サメ・エイ類の半世紀にわたる全球的減少
Nature 589, 7843 doi: 10.1038/s41586-020-03173-9
海洋動物相の破壊の主な原因は乱獲だが、個々の種の個体数の減少および絶滅リスクの上昇は、特に外洋に生息する最大級の捕食者に関しては測定が困難である。今回我々は、「愛知目標」および「持続可能な開発目標」の達成に向けた進捗状況を追跡するための2つの確立された指標である「生きている地球指数(LPI)」および「レッドリスト指数(RLI)」を計算した。ここでは、LPIは、外洋性サメ・エイ類18種に関して57件の個体数時系列データセットから集計された個体数変化の尺度を、RLIは、外洋性サメ・エイ類全31種に関して計算された絶滅リスクの変化の尺度を意味する。その結果、1970年以降、全球の外洋性サメ・エイ類の個体数は、相対漁獲圧が18倍増大したことに起因して71%減少したことが明らかになった。この個体数減少は、全球の絶滅リスクを、機能的に重要なこの群集の構成種の4分の3が絶滅の危機に瀕するところまで上昇させていた。個体群の崩壊を回避し、生態系機能の破壊を防いで、種の回復を促進するためには、厳格な禁漁措置および科学に基づく予防的な漁獲制限が緊急に必要である。

