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天文学:銀河系内のマグネターと関連する高速電波バースト

Nature 587, 7832 doi: 10.1038/s41586-020-2872-x

2007年に、銀河系外からの継続時間がミリ秒の高速電波バースト(FRB)が発見されて以来、その生成源を明らかにするために多大な努力が注がれてきた。マグネターと呼ばれる中性子星の一種は、FRBの生成源の有力候補である。マグネターには1014 Gを超える表面磁場があり、この磁場が減衰してさまざまな高エネルギー現象にエネルギーを供給する。本論文では、1.5 ± 0.3 MJy msのフルエンスを持つ銀河系内のマグネターSGR 1935+2154からの、継続時間がミリ秒の電波バーストの観測結果について報告する。FRB 200428(ST 200428A)と称されるこの事象は、2020年4月28日にSTARE2電波アレイによって1281~1468 MHz帯で検出された。FRB 200428で放出される等方的な実効エネルギーは、同様の時間スケールでこれまでに観測されたものの中で最も高輝度の銀河系内の電波バーストである、かにパルサーからのあらゆる電波パルスのエネルギーの4 × 103倍に上る。FRB 200428のエネルギーは、これまでに観測された中で最も弱い銀河系外のFRBのわずか30分の1であり、観測されたFRBのサンプルと同じ種族から得られている。FRB 200428とX線バーストが同時に生じていることから、マグネターのバーストと巨大なフレアによってエネルギーを供給される、シンクロトロンメーザーや電磁気パルスを記述する放射モデルが支持される。今回のFRB 200428の発見は、SGR 1935+2154などの活動的なマグネターが銀河系外の距離でFRBを生成できることを示唆している。

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